新型コロナウイルスによる衛生観念の向上で、柿渋に含まれる強力な抗菌作用が再注目されています。京都扇子組合においても再度柿渋の効果を見直し、一般財団法人カケンテストセンターにて調査を依頼したところ、非常に優秀な抗菌結果が報告されました。(2020年09月17日) 試験方法:JIS L 1902:2015、菌液吸収法準用
試験菌種:黄色ぶどう球菌 Staphylococcus aureus NBRC 12732
画像はその結果報告書の一部です。一般的な布に菌を塗布した所、18時間培養後には菌が4.53(0.1)から7.12(0.1)へ増幅したのに対し、柿渋に塗布した場合は4.25(0.2)から2.78(1.1)へと減少する結果が得られました。新型のウイルスに有効と言う結論には至りませんが、これらの商品が近年需要が高まる衛生用品の一環として、オシャレを楽しみつつポジティブな生活の支えとなれば幸いです。